まずは日光サーキット概要。1周あたり1027m、全12コーナーから構成される日光サーキットは横Gをかけながらブレーキングを必要とするコーナーがほとんどで、これが難しいポイントでもあるなと思います。逆にこの難しいポイントが攻略のカギで、日光でのブレーキングをマスターできれば、ブレーキコントロールがグンっと上手になれるはずです。
前提として、車の運転は手数(てかず)が少ない方よくて、日光サーキットはこの手数の影響度が大きく、これが少なければより綺麗に車を走らせることができます。じゃあその手数ってなんなの?って話で、分かりやすいいのはハンドルの切り替えしの数です。
例えば、1コーナーと2コーナーの間に真っすぐの区間があります。ここで1度ハンドルをまっすぐにすると1コーナーで左に切って、間で真っすぐに、2コーナーでまた左に、と手数が3回になる。これを1コーナーで左に切ってそのままを維持したまま2コーナーをクリアできれば、手数は1回です。
画像は4~6コーナーで、 4~5コーナー間の舵角と 6コーナー入口の舵角でほとんど変わりないのがわかると思います。もちろん6コーナーはこの舵角で曲がり切れないので切り足すわけですが、ハンドルが真っすぐの状態にならないことが重要なのです。
こんな具合に手数は減らせると車って揺り返しが少なく済むので、姿勢も安定するわけです。じゃあ、9~10コーナーの間も。ってそれは物理的に無理なので諦めてください(笑)。直線は直線なので。この前提を1~3コーナー、4~6コーナー、8~9コーナー、10~11コーナーで適用すると、もう日光って綺麗に走れる印象。
ここまで語ると重要ポイントは少なくて、この手数を減らす法則を前提に日光サーキットで重要ポイントは2つ!
① 3コーナーでイン側縁石をしっかり踏むこと。ここの縁石を踏むと4コーナーが一気に楽になります。で4コーナーが楽になる=舵角少なくクリアできるのでスピードを乗せて通過できます。結果6コーナーまでのスピードが上がってセクター1のタイムが上がるわけです。日光はこんな感じで全てのコーナーが連鎖しているので、まとめるのが難しいものの、3コーナーの縁石をしっかり踏めればセクター1はまとめられます。実際自分が日光のベストの時も2コーナーで姿勢を乱したものの、3コーナーの縁石をしっかり踏めたので、セクター1を8.95と自己ベストを出せました。
② 10~11コーナーで膨らみすぎず、インにもよりすぎないこと。10~11コーナーは苦手意識を持つ人が多いイメージ。ここって結構ハイスピードで侵入して、でも 10~11の間が嫌らしい距離なので、ブレーキを踏むか踏まないか迷うところ。実際、ここの攻略ってライン取りよりも車速の調節の方が重要かと思いますが、とりあえずきれいに日光を走られる上ではコース上真ん中に車を持ってくることが攻略のカギとなります。
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